
2025年10月21日に間づくり研究会「長野オフィスの間づくり」を開催し、2025年3月に事務所移転に合わせて実施された長野営業所のオフィスリニューアル成果を発表しました。プロジェクトを主導した所長が登壇し、課題の発見から設計・施工、運用ルールまでのプロセスと具体的取り組み、得られた成果と今後の展望についてお話しました。
プロジェクトメンバー

今回のプロジェクトは所長をはじめとした長野営業所の7名で企画チームを編成し、全国の他営業所の移転リニューアル状況を受けて『自分たちも、もっと幸福に働きたい!』という想いがあり、企画立案から設計・施工まで一貫して社内で実施しました。
間づくりモデルに沿ったリニューアル
間づくりモデルは、人々がより幸せに過ごせる、すぐれた間を生み出す考え方です。
人間の感情や行動を中心に物事を考え、その周りにある時間、空間を捉え、人々の幸せのためにどのような手間をかけていくかを考え、すぐれた間を生み出していきます。

従来オフィスの課題を「人間/時間/空間/手間」の視点で整理し、社員が生き生きと働き来客に「また来たい」と思ってもらえるオフィスを目指して、長野オフィスのリニューアルプロジェクトが始動しました。
従来の長野オフィスの課題

以前の長野オフィスは築約50年の建物を事務所として使用しており、スペースや設備、快適性に多くの課題を抱えていました。
- 劣悪な作業環境:断熱性が低く、夏は非常に暑く冬は非常に寒いなど、温熱環境が悪く作業に支障が出ていました。
- スペース不足と動線の悪さ:デスク周りや通路が狭く、打ち合わせスペースや来客対応に適した場所が確保できませんでした。
- スペース不足と動線の悪さ:デスク周りや通路が狭く、打ち合わせスペースや来客対応に適した場所が確保できませんでした。
- 設備・衛生面の不備:トイレに手洗いがなく、基本的な設備が整っていませんでした。
- オンライン会議・会議室運用の問題:会議室が少なく、オンライン会議が入ると他の利用が制限されるなど共有利用の競合が起きていました。
- 製品展示・提案力の不足:自社製品を展示できないため、顧客に実物を見せることができず、都内ショールームへの案内や問い合わせ対応に手間と時間がかかっていました。
- 移動時間・業務効率の低下:打ち合わせのために外出することが多く、長距離移動や往復時間が業務効率を下げていました。
新オフィスのこだわり

長野駅から約1.2kmと以前より立ち寄りやすい事務所への移転になりました。窓からは「本州で日本一寒い」菅平高原が一望でき、眺望と採光を活かした配置になっています。
そのほか、具体的には以下のようなリニューアルが行われました。
- ショールーム機能:長野に納入事例のない実物を展示し、来訪者がその場で仕様や質感を確認できる空間を実現。
- 会議・応接エリア:採光を確保しつつ視線をほどよく遮る琉球ガラス調フィルムのガラスパーテーションを用いた落ち着いた空間。
- ゾーニング席:オープンエリア、集中エリア、リラックスエリア、個室エリア、ライブオフィスエリアに分け、フリーアドレス席を導入。
- 収納・動線エリア:個人用ラックと終業時の片付け動線を備え、常に整理された状態で来客対応できる環境。
これらの施策により、社員の生産性と満足度が向上するとともに、来訪者とのコミュニケーション機会が増え、新規案件の獲得や紹介につながる成果が出ています。
リニューアル後の変化

間づくりモデルの視点から多くの知見を得られました。そのほか、
- 出社が楽しくなり席を選ぶワクワク感が増し、仕事への意欲が高まりました。
- 駅近で歩く機会が増え健康に好影響、身だしなみにも気を使うようになりました。
- オフィスが快適になり業務効率が向上、家族に自慢できる職場になりました。
といった声が寄せられています。
リニューアル後、高橋所長へインタビュー

リニューアルで職場の雰囲気が明るくなり、社員の主体性やコミュニケーションが高まりました。実物展示により提案力が向上し、来客・受注につながる機会が増え、業務効率も改善しましたが、ソファ席など今後の改善点は残っているので、今後も段階的に改善を続けていきたいと考えています。
オフィスツアー
まず目を引いたのはエントランスのガラスパーテーションです。琉球ガラス調フィルムが貼られ、光を柔らかく取り込みながら空間に個性を与えており、従来のオフィスの堅さを感じさせない洗練された雰囲気でした。

内部に進むと、半個室型の「Xis-Frame」(エクシスフレーム)が配置され、開放感を保ちながら集中できる工夫が印象的です。

会議室はガラスと特殊フィルムで採光性と防音性を両立し、プライバシーと快適性を確保。

窓際の集中ゾーンでは、自然光と山並みの景色を楽しみながら作業でき、心地よさを実感しました。さらに、個人用ラックと椅子を活用した収納ルールにより、整理整頓とフリーアドレスが徹底され、オフィス全体に清潔感が漂っています。



社員の方々からは「気持ちが明るくなった」「効率が上がった」「家族に誇れる職場になった」との声が聞かれ、空間の変化が働き方や意識に大きな影響を与えていることを強く感じました。

まとめ
今回の間づくり研究会では、長野オフィスのリニューアルを詳しく紹介しました。半個室のワークスペース、ガラスパーテーションの会議室、仕様や質感を確認できるエリアなど、実際に体験できるゾーンを巡り、新しい働き方を見ていただきました。間づくりは単なる設備の配置ではなく、働く人が関わって使い方を育て、時間と手間をかけて運用することが大切です。今回の改修で社員のコミュニケーションや集中環境が向上し、来訪者との打ち合わせや提案の質も改善されました。
今後もこうした学びを現場で活かし続け、より良い職場と顧客体験を目指して取り組んでいきます。コマニーは今後も、「間づくり」を通じて、人々がより豊かに生き、輝ける社会の実現に貢献していきます。