研究の概要
製造部門に所属する300名全員で行った工場や自分たちの働き方などに対する観察から出てきたキーワードのひとつが「コミュニケーションツール」でした。コミュニケーションの課題、上下関係における課題、頑張りが見えにくいこと、負荷のアンバランス、すべての課題に「コミュニケーションツール」がレバレッジになっていると考えました。
「つながろう製造 つなげようコマニー」をスローガンに
- 誰もがコマニー情報を手軽に知ることが出来るようにする
- 情報格差をなくし、いいものづくりをしよう
- 領域拡大(自分のできること、知識、ツールの拡大)
を目指して間づくり研究を進めました。
研究の進め方
- 1.
- コミュニケーションそのものに対する理解向上
- 2.
- 工場で働くメンバーの情報伝達に関する現状の観察
- 3.
- テーマの選定
- 4.
- 情報伝達ツールの調査
- 5.
- COMA BOARDの導入
- 6.
- サントリー「社長のおごり自販機」の導入企画
目標
情報格差をなくし、製造の連携を強化する!
研究結果
- 社内コミュニケーションシステム「COMA BOARD」を工場で導入し、誰一人取り残さず情報の受信&発信ができるプラットフォームを作った。
- サントリーさんの「社長のおごり自販機」の導入を企画中。
今回の間づくり研究でわかったこと
コミュニケーションの課題を見ていたときは、日常の業務中に会話のタイミングを創ること、場所を創ること、きっかけを創ることばかり考えていた。しかし、すでに自動販売機に飲み物を買いに行き、水分補給をする時間がそのままコミュニケーションの時間として間づくりできる可能性に、「コミュニケーションツールを間づくりする」に対する考え方が変わりました。
COMA BOARDもすでに社内で導入している部門に話を聞きに行ったりする中で、工場を良くしたいという思いがメンバー全体で高まっていき、導入できたことの喜びを分かち合いました。導入したツールが、メンバー同士のコミュニケーションや情報の受信発信のきっかけになるように、引き続き「手間」をかけるべきところに手間をかける「間づくり」を行っていきます。
今後の展開
「COMA BOARD」と「社長のおごり自販機」はあくまでツール。しくみづくりで付加価値を高めていく。