
2024年10月8日、コマニーは第12回間づくり研究会を開催し、今年実施した大阪オフィスのリノベーションの成果を発表しました。今回の研究会では、リノベーションプロジェクトの中心メンバーが登壇し、その背景やコンセプト具体的な取り組み、そして未来への展望について熱く語りました。
プロジェクトメンバー

今回のプロジェクトは若手中心に実際に大阪オフィスで働いているメンバーがチームを作って、「自分たちのオフィスを自分たちで間づくりする」というミッションを行ってきました。
従来の大阪オフィスの課題
以前の大阪オフィスは、従業員数の増加に伴い、デスクが密集した島型レイアウトになっていました。そのため、



- コミュニケーション不足: 部署間の垣根が高く、気軽に会話や相談がしにくい環境でした。
- 集中作業スペースの不足: 周囲の音や視線が気になるため、集中して業務に取り組むのが困難でした。
- 休憩スペースの不足: ランチや休憩をとる場所が限られており、リラックスできる空間がありませんでした。
- オンライン会議の課題: 自席でのオンライン会議は周囲に気を遣い、集中しにくい環境でした。
- 部門間の連携ロス: 施工技術部門が別の場所に所在していたため、連携に時間がかかっていました。
これらの課題を解決し、従業員がより快適に、そして創造的に働けるオフィス環境を目指し、リノベーションプロジェクトがスタートしました。
「間づくり思考」で課題解決
今回のリノベーションでは、「間づくり思考」というコマニー独自の考え方で進めていきました。これは、人間を中心に空間、時間、手間を観察し、課題に対して洞察し、解決策を発想・実装していくというアプローチです。
従業員の行動やニーズを分析し、オフィスにおける「間」を最適化することで、コミュニケーションを活性化し、創造性を刺激する、より良いワークプレイスの実現を目指しました。
コンセプトは「間づくりの森」

多様な人々が集い、生き生きと活動する様子を森に重ね合わせ、「間づくりの森」というコンセプトを策定しました。森のように、オフィス内に多様なゾーンを設けることで、従業員一人ひとりが、その時の気分や業務内容に合わせて、最適な場所を選択できるようにしました。
リノベーションの具体的な取り組み
今回は1フロアの改装と1フロアの増床をし、固定席を廃止してフリーアドレス制を導入しました。窓からの眺望を最大限に活かした開放的な空間になっています。
具体的には、以下のようなゾーンが設けられました。
- 集中ワークゾーン: 静かに集中して作業に取り組める個別ブースや、半個室型のワークスペース。

- コミュニケーションゾーン: 気軽に会話や相談ができるオープンスペースや、ソファ席、カフェのようなカウンター席。

- リフレッシュゾーン: ランチや休憩に利用できる広々としたスペース。

- オンライン会議ブース: 周囲を気にせずオンライン会議に集中できる個室ブース。

従業員の声を反映したオフィス

リノベーションの過程では、従業員アンケートやワークショップを複数回実施し、意見や要望を積極的に収集しました。その結果、
- 自分の仕事内容や気分に合わせて働く場所を選べるようになった
- 部署を超えたコミュニケーションが増え、新しいアイデアが生まれやすくなった
- リフレッシュできる空間が増え、オンオフの切り替えがしやすい
- 集中できるスペースが確保され、生産性が向上した
など、多くのポジティブな意見が寄せられています。
リニューアル後の大阪オフィスについて品川本部長へのインタビュー

綺麗なオフィスで働くことが出来ることをみんな喜んでいます。お気に入りの場所は、この外の景色が見渡せるスペースです。考えながら業務を行う際に、外の景色を見ながら考え事をしたりするのに適していると感じています。
今後の展望

まとめ
今回の間づくり研究会では、コマニー大阪オフィスのリノベーションについて詳細を紹介しました。オフィスツアーでは、様々なゾーンを通して新しい働き方を体験できることを紹介しました。間づくりは、単に空間を設計することではなく、そこで働く人々が主体的に関わり、時間や手間をかけて作り上げていく動的なプロセスです。空間、時間、手間を通して、より良い環境を創造していくことが重要です。
社内外の方との交流の場として活用し、顧客との価値創造・関係強化を目指します。働き方や時代に合わせたアップデートを継続していくことで、より良いオフィス環境を構築していきます。コマニーは今後も、「間づくり」を通じて、人々がより豊かに生き、輝ける社会の実現に貢献していきます。